2021年、東京オリンピックが開催されることが決定的となり、バスケの代表チームの活動も活発になってきました。
日本のBリーグの選手が中心な日本チームですが、渡邊雄太選手・八村塁選手の2人のNBA選手に加え、NBLという海外のチーム所属の馬場雄大選手という海外組が3名加わって、オリンピックに挑むことになります。
ここで、一人異質なリーグでプレイしているのが馬場雄大選手です。
彼が活躍する「NBL」は日本国内のバスケファンにとってもあまり知られていないリーグです。
そこで今回は、馬場選手が活躍するNBLとはどんなリーグなのか?を解説していきます。
NBLとは?
ではまずNBLとは?というところから見ていきます。
NBLとは、オーストラリア(+ニュージーランド)のプロバスケットボールリーグです。正式名称は「ナショナル・バスケットボール・リーグ(National Basketball League)」で、歴史としては40年以上を誇っており、世界的に見ても歴史のあるリーグと言えるでしょう。
1つ注意が必要ですが、日本のBリーグの元となったリーグの一つ(過去日本に存在していたトップリーグ)の名前も、「ナショナル・バスケットボール・リーグ(National Basketball League)」と略しますが、このページで紹介するNBLは、日本のそれとは全く関係のない別のリーグであると認識してください。
リーグのレベルはどれくらい?
非常に気になる「リーグのレベル」に関してですが、リーグ対抗の試合などをするわけではないためなかなか表現が難しいところではあります。
ただし、NBL自体は「NBAに選手を輩出する」ということ自体を一つのリーグの存在価値や目標としているようで、流石にNBAよりも上であったり、同等であるという表現は適切ではないでしょう。
選手の出入りや活躍状況を見てみると、日本人選手は近年2人挑戦しており、比江島選手は言語の影響も大きく活躍したとはなかなか言えない状況で、馬場選手は優勝に大きく貢献するという結果でした。ここからBリーグのトップ選手でも活躍は簡単ではなく、NBAチームと契約まで行けるレベルの選手であれば活躍できるというレベル感であると言えるかと思います。
また、日本の選手以外の出入り状況を見てみると、GSWなどで活躍していたアンドリュー・ボーガット、新人王を獲得したラメロ・ボールなどもこのリーグ出身であり、NBLで活躍した選手はNBAでも十分に活躍できるようなレベルであると言えるかもしれません。また、オーストラリア代表選手であり、NBAでの優勝も経験したデラベドバ選手などもNBLへの復帰を決定するなど、レベルが低くないということは明確に言えるかと思います。
オーストラリアという国がFIBAランキング3位であること、NBAでの選手の活躍状況を考えると、ユーロリーグより少し低い、スペインリーグと同等か少し上くらいのレベル感であると言えるかもしれません。どちらにしても、2021年現在のBリーグよりはレベルとしては上位のリーグであるということは間違いなく言えるかと思います。
リーグのフォーマットは?
NBLは全部で10チームが参加するという少し小規模なリーグであり、通常はシーズン全体で1チームで28試合程度のシーズンとなります。
新型コロナなどの特別な影響がなければ、10月〜2月位がシーズンの期間となっており、シーズンが終わってからもNBAチームに移籍できるというフォーマットになっています。
リーグ戦を戦い終えると、プレーオフに突入しチャンピオンを決めるという形になっています。
ネットでNBLを観戦するには?
NBLはなかなか日本から観戦することは難しいですが、方法としては下記の2つが取れます。
NBLTVで課金する
オーストラリアのリーグのため、ほとんどが英語のサイトですが、NBLTV(https://nbl.com.au/tv?)というサイトで課金をすると、NBLの試合をネットを通じて観戦することができます。
twitchで観戦する
ライブ配信サイトのtwitchでは、全試合ではありませんがNBLの試合を放映しています。
こちらはNBLTVとは違い、無料で観戦できるためこちらがおすすめかと思います。ちなみに、馬場選手の試合の多くは観戦が可能でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
オリンピックが開かれること、「優勝しか知らない男」の馬場雄大選手が優勝を経験したことからも、
NBLについての注目度は日本国内で上がってきています。
あまり日本では知られていない内容だからこそ、この機会にtwitchなどで観戦し、
日本で一番のNBLファンを目指してみませんか?
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