バスケ沼にハマると、どこかのタイミングで必ず耳にする言葉が「マーチ・マッドネス(3月の熱狂)」です。
この言葉はNCAA(全米大学体育協会)のとあるイベントを表す言葉ですが、アメリカ全土を巻き込んだ大イベントとして毎年3月に行われるため、マーチ・マッドネスと言われています。
そこで今回は、NCAAトーナメント(マーチ・マッドネス)とはなんなのか?なぜそんなに盛り上がるのか?について紹介します。
マーチ・マッドネスとは?
マーチマッドネス(3月の熱狂)とは、アメリカの大学バスケ(NCAA)のシーズンの頂点を決めるトーナメントのことを指します。最近では女子も含めてマーチ・マッドネスと呼んでいますが、少し前までは「マーチ・マッドネス = 男子NCAAトーナメント」のことを指していました。
マーチ・マッドネスを理解するには、「NCAAとは何か」と「NCAA(バスケ)トーナメントとは何か」を理解する必要があります。
NCAAとは
NCAAとは、全米大学体育協会を日本語での正式名称とするようにアメリカにある大学の体育協会が主催しているスポーツのリーグ・シーズンのことです。
似ている大学体育協会の名前として以下のようなものがあります。
このような大学体育協会の中で最も規模が大きく、スポーツのレベルも高いのがNCAAです。バスケットボール以外のスポーツももちろんNCAAで管理していますが、ここからはバスケに絞って紹介します。
ディビジョン
NCAAには、大きく3つのディビジョンが用意されており、「運動部に対する予算」が基準となって所属条件があります。そのため、基本的にD1(予算が多く使える)に所属する大学の方が強いことが多いですが、必ずしも上位ディビジョンにいるから強いとは限らないのがポイントです。
ディビジョン | 所属校数 | カンファレンス数 |
DivisionⅠ(D1) | 約350校 | 32 |
DivisionⅡ(D2) | 約300校 | 23 |
DivisionⅢ(D3) | 約300校 | 43 |
この中で最も予算が多く使われているのがD1であり、実力による昇格・降格は設定されていません。しかし、大学がどれだけ運動部に予算を割けるかが条件となっているため、大学の運営方針によって毎年各ディビジョン間で若干の所属チームの変動があります。
また、各ディビジョン内にカンファレンスという地域リーグのような塊が設けられており、このカンファレンスの順位も後々に大きな影響をもたらします。
選手数とレベル
NCAA D1〜D3全体の選手は、各ディビジョンで5,000名〜6,500名程度となっており、アメリカの高校でのバスケットボール選手数との対比でみると3%〜4%程度しかいません。そのため、アメリカのバスケットボールプレイやーの中で「上位5%未満」しかNCAAの選手として、プレーすることができないのです。
また、D1〜D3は以下のようなルールに則って運営されており、結果的にD1やD2に優秀なプレイヤーが集まる形となっています。
ディビジョン | スポーツ奨学金枠(/1チーム) | プレー資格 |
D1 | 13名 | 時間制限 学力基準 アマチュア要件 |
D2 | 10名 | 時間制限 学力基準 アマチュア要件 |
D3 | 0 | 学力基準 アマチュア要件 |
スポーツ奨学金枠は、奨学金で呼び寄せることのできる選手の数のことです。この数が多いため、各ディビジョンごとのレベルはD1を頂点にしてD3までのピラミッド構造として理解されています。
また、プレー資格は非常に細かい基準が設定されているためここでは細かくは触れませんが、D1でプレーするための学力基準はD2よりも高いものが求められており、逆にD3は実質的な時間制限(年齢やプレー年数)がないため、30歳近い選手がプレイすることもあります。
NCAAトーナメントとは
では、NCAAトーナメントとはなんなのか?についてみていきます。
マーチ・マッドネスとも呼ばれるNCAAトーナメントは、主に3月(〜4月)に行われるNCAAD1に所属する大学同士のトーナメント形式の全米大学の頂点を決めるバスケットボールトーナメントです。同時期にD2やD3のトーナメントも行われていますが、マーチ・マッドネスと呼ばれるのはD1のトーナメントのみです。
マーチマッドネスに出場するための条件は以下の通りです。
出場校 | 条件 |
32校 | カンファレンス優勝 |
28校 | 選考委員会の発表(セレクション・サンデー) |
4校 | プレーイン勝者(8校で争ったうちの4校) |
基本的には、シーズンの戦績によって60チームの出場が選考委員会の発表およびカンファレンス優勝によって確定します。その後、下位8チームに選出されたチームによってトーナメント本戦の残り4枠をかけた争いが行われるという仕組みになっています。
マーチ・マッドネスでよく使われる単語
マーチ・マッドネスでよく使われる、バスケ玄人がトーナメントの勝ち進み状況を表す単語に以下のようなものがあります。
進出度合い | 呼び方 | 読み方 |
プレーイン | first 4 | ファーストフォー |
本戦1回戦(ベスト64) | 1stRound | ファーストラウンド |
2回戦 | 2ndRound | セカンドラウンド |
ベスト16 | Sweet 16 | スウィートシックスティーン |
ベスト8 | Elite 8 | エリートエイト |
ベスト4 | Final 4 | ファイナルフォー |
これらは、進出度合いの数字(残り8チームなら8)と単語の頭文字を合わせており、現地の実況や報道でよく使われます。(Sweet16は、北米で女子が大人の仲間入りをするお祝いの年齢の意味の単語)こういった呼び方をすると苦労とっぽくなるので、日本のバスケシーンでもつかってみましょう。
マーチ・マッドネスはなぜ盛り上がるのか
ではなぜNCAAトーナメントは3月の熱狂(マーチ・マッドネス)と呼ばれるほど盛り上がるのでしょうか?ここからは、なぜNCAAトーナメントがそれほど盛り上がるのかについて紹介します。
母校・地元が好きすぎる
アメリカ人は母校や地元に強い愛着心を持っているといわれています。そのため、自分の母校や地元の代表校が戦っている姿をみんなで応援するという文化が根付いているのです。
プロのようにお金のためにプレーしているわけではなく、純粋に勝利のために、大学のために、地元のために全力でプレーする姿に心を打たれるファンがとても多いのです。
日本でいえば、高校野球(甲子園)や箱根駅伝などが学生スポーツとして有名ですが、そのアメリカ版と考えると日本の人は理解しやすいかも知れません。
一発勝負のハラハラ
NBAのプレーオフは4勝を先に挙げたチームが勝ち上がるという形式であり、応援しているチームが仮に全部7試合を行って優勝した場合、1シーズンの優勝決定トーナメントで28試合を行います。しかし、NCAAトーナメントの場合ほぼ全てが一発勝負であり、トーナメント開始から優勝まで5試合しかないことから1試合に対する熱量が段違い。
そして、恒例となっている「ブラケットチャレンジ」と呼ばれる「勝ち上がりトーナメントの予想」がギャンブルのネタ(競馬でいう有馬記念のようなもの)になっていることから、観客は単なる勝負ごとではなくお金がかかっていることが多いです。
番狂せの起きにくいとされているバスケで頻繁にランキング下位校が上位校を倒すところが見られるのもマーチ・マッドネスの特徴・魅力です。プレーする選手たちのほとんどがスポーツ奨学金でプレーしている選手であり、ほぼプロと同じレベルであることからもハイレベルかつ自分のお金もかかったハラハラドキドキの一発勝負が見れるため、異常な盛り上がりを見せます。
企業マーケティングの凄さ
現在のマーチ・マッドネスがこれほど盛り上がっているのは、企業のマーケティングが入り込んでより大会が豪華になっていることも理由の1つです。
マーチ・マッドネスの試合中は、全米のインターネットのスピードが遅くなるとも言われており毎年累計1億人近くがマーチ・マッドネスの試合を観戦していると言われています。この集客力に目をつけた企業たちがこぞって試合を放送していることから、大学のバスケットボールトーナメントであるにもかかわらず約1ヶ月程度のトーナメントでの広告収入が1,000億円を超え、ファイナル4になるとTV放送の30秒CMに2億円以上の値段が付く化け物コンテンツです。
「アメリカから人が消える」と表現されるスーパーボールに次ぐスポーツの祭典ともされているため、文化・ビジネス両方の観点から全米を挙げて盛り上げており、それがさらに盛り上がりにつながっているのです。
マーチ・マッドネス歴代優勝校
マーチ・マッドネスと呼ばれるNCAA男子バスケットボールトーナメントの歴代優勝チームと準優勝チーム、MVP(Most Outstanding Player)、決勝の観客動員数について一覧で紹介します。
シーズン | 優勝 | 準優勝 | MOP(MVP) | 観客動員数 |
1938-39 | オレゴン大 | オハイオ州立大 | ジミー・フール (オハイオ州立大) | 5,500 |
1939-40 | インディアナ大 ブルーミントン | カンザス大 | マービン・ホフマン (インディアナ大) | 10,000 |
1940-41 | ウィスコンシン大 マディソン | ワシントン州立大 | ジョン・コーツ (ウィスコンシン大) | 7,219 |
1941-42 | スタンフォード大 | ダートマス大 | ハウイー・ダルマー (スタンフォード大) | 6,500 |
1942-43 | ワイオミング大 | ジョージタウン大 | ケニー・セイラーズ (ワイオミング大) | 13,300 |
1943-44 | ユタ大 | ダートマス大 | アーニー・ファーリン (ユタ大) | 15,000 |
1944-45 | オクラホマ農工大 | ニューヨーク大 | ボブ・カーランド (オクラホマ農工大) | 18,035 |
1945-46 | オクラホマ農工大 | ノースカロライナ大 チャペルヒル | ボブ・カーランド (オクラホマ農工大) | 18,479 |
1946-47 | ホーリークロス大 | オクラホマ大 | ジョージ・カフタン (ホーリークロス大) | 18,445 |
1947-48 | ケンタッキー大 | ベイラー大 | アレックス・グローザ (ケンタッキー大) | 16,174 |
1948-49 | ケンタッキー大 | オクラホマ農工大 | アレックス・グローザ (ケンタッキー大) | 10,600 |
1949-50 | ニューヨーク市立大 シティカレッジ | ブラッドリー大 | アーウィン・ダムロット (ニューヨーク市立大) | 18,142 |
1950-51 | ケンタッキー大 | カンザス州立大 | ビル・スピベリー (ケンタッキー大) | 15,348 |
1951-52 | カンザス大 | セント・ジョーンズ大 | クライド・ラブレット (カンザス大) | 10,700 |
1952-53 | インディアナ大 ブルーミントン | カンザス大 | B・H・ボーン (カンザス大) | 10,500 |
1953-54 | ラ・サール大 | ブラッドリー大 | トム・ゴーラ (ラ・サール大) | 10,500 |
1954-55 | サンフランシスコ大 | ラ・サール大 | ビル・ラッセル (サンフランシスコ大) | 10,500 |
1955-56 | サンフランシスコ大 | アイオワ大 | ハル・ライアー (テンプル大) | 10,600 |
1956-57 | ノースカロライナ大 チャペルヒル | カンザス大 | ウィルト・チェンバレン (カンザス大) | 10,500 |
1957-58 | ケンタッキー大 | シアトル大 | エルジン・ベイラー (シアトル大) | 18,803 |
1958-59 | カリフォルニア大 バークレー | ウエストバージニア大 | ジェリー・ウェスト (ウエストバージニア大) | 18,498 |
1959-60 | オハイオ州立大 | カリフォルニア大 バークレー | ジェリー・ルーカス (オハイオ州立大) | 14,500 |
1960-61 | シンシナティ大 | オハイオ州立大 | ジェリー・ルーカス (オハイオ州立大) | 10,700 |
1961-62 | シンシナティ大 | オハイオ州立大 | ポール・ホーグ (シンシナティ大) | 18,469 |
1962-63 | ロヨラ大 | シンシナティ大 | アート・ヘイマン (デューク大) | 19,153 |
1963-64 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | デューク大 | ウォルト・ハザード (カリフォルニア大) | 10,864 |
1964-65 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | ミシガン大 | ビル・ブラッドリー (プリンストン大) | 13,204 |
1965-66 | テキサスウェスタン大 | ケンタッキー大 | ジェリー・チェンバース (ユタ大) | 14,253 |
1966-67 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | デイトン大 | ルー・アルシンダー (カリフォルニア大) | 18,892 |
1967-68 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | ノースカロライナ大 チャペルヒル | ルー・アルシンダー (カリフォルニア大) | 14,438 |
1968-69 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | パデュー大 | ルー・アルシンダー (カリフォルニア大) | 18,669 |
1969-70 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | ジャクソンビル大 | シドニー・ウィックス (カリフォルニア大) | 14,380 |
1970-71 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | ビラノバ大 | ハワード・ポーター (ビラノバ大) ※後に規定違反で剥奪 | 31,765 |
1971-72 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | フロリダ州立大 | ビル・ウォルトン (カリフォルニア大) | 15,063 |
1972-73 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | メンフィス大 | ビル・ウォルトン (カリフォルニア大) | 19,301 |
1973-74 | ノースカロライナ州立大 | マーケット大 | デイヴィッド・トンプソン (ノースカロライナ州立大) | 15,742 |
1974-75 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | ケンタッキー大 | リチャード・ワシントン (カリフォルニア大) | 15,151 |
1975-76 | インディアナ大 ブルーミントン | ミシガン大 | ケント・ベンソン (インディアナ大) | 17,540 |
1976-77 | マーケット大 | ノースカロライナ大 チャペルヒル | ブッチ・リー (マーケット大) | 16,086 |
1977-78 | ケンタッキー大 | デューク大 | ジャック・ギブンス (ケンタッキー大) | 18,721 |
1978-79 | ミシガン州立大 | インディアナ州立大 | マジック・ジョンソン (ミシガン州立大) | 15,410 |
1979-80 | ルイビル大 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | ダレル・グリフィス (ルイビル大) | 16,637 |
1980-81 | インディアナ大 ブルーミントン | ノースカロライナ大 チャペルヒル | アイザイア・トーマス (インディアナ大) | 18,276 |
1981-82 | ノースカロライナ大 チャペルヒル | ジョージタウン大 | ジェームズ・ウォージー (ノースカロライナ大) | 61,612 |
1982-83 | ノースカロライナ州立大 | ヒューストン大 | アキーム・オラジュワン (ヒューストン大) | 17,327 |
1983-84 | ジョージタウン大 | ヒューストン大 | パトリック・ユーイング (ジョージタウン大) | 38,471 |
1984-85 | ビラノバ大 | ジョージタウン大 | エド・ピンキニー (ビラノバ大) | 23,124 |
1985-86 | ルイビル大 | デューク大 | パービス・エリソン (ルイビル大) | 16,493 |
1986-87 | インディアナ大 ブルーミントン | シラキュース大 | キース・スマート (インディアナ大) | 64,959 |
1987-88 | カンザス大 | オクラホマ大 | ダニー・マニング (カンザス大) | 16,392 |
1988-89 | ミシガン大 | シートン・ホール大 | グレン・ライス (ミシガン大) | 39,187 |
1989-90 | ネバダ大 ラスベガス | デューク大 | アンダーソン・ハント (ネバダ大) | 17,765 |
1990-91 | デューク大 | カンザス大 | クリスチャン・レイトナー (デューク大) | 47,100 |
1991-92 | デューク大 | ミシガン大 | ボビー・ハーリー (デューク大) | 50,379 |
1992-93 | ノースカロライナ大 チャペルヒル | ミシガン大 | ドナルド・ウィリアムズ (ノースカロライナ大) | 64,151 |
1993-94 | アーカンソー大 | デューク大 | コーリス・ウィリアムソン (アーカンソー大) | 23,674 |
1994-95 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | アーカンソー大 | エド・オバノン (カリフォルニア大) | 38,540 |
1995-96 | ケンタッキー大 | シラキュース大 | トニー・デルク (ケンタッキー大) | 19,229 |
1996-97 | アリゾナ大 | ケンタッキー大 | マイルズ・サイモン (アリゾナ大) | 47,028 |
1997-98 | ケンタッキー大 | ユタ大 | ジェフ・シェパード (ケンタッキー大) | 40,509 |
1998-99 | コネチカット大 | デューク大 | リチャード・ハミルトン (コネチカット大) | 41,340 |
1999-00 | ミシガン州立大 | フロリダ大 | マティーン・クリーブス (ミシガン州立大) | 43,116 |
2000-01 | デューク大 | アリゾナ大 | シェーン・バティエ (デューク大) | 45,994 |
2001-02 | メリーランド大 カレッジパーク | インディアナ大 ブルーミントン | フアン・ディクソン (メリーランド大) | 52,647 |
2002-03 | シラキュース大 | カンザス大 | カーメロ・アンソニー (シラキュース大) | 54,524 |
2003-04 | コネチカット大 | ジョージア工科大 | エメカ・オカフォー (コネチカット大) | 44,468 |
2004-05 | ノースカロライナ大 チャペルヒル | イリノイ大 アーバナシャンペーン | ショーン・メイ (ノースカロライナ大) | 57,262 |
2005-06 | フロリダ大 | カリフォルニア大 ロサンゼルス | ジョアキム・ノア (フロリダ大) | 43,168 |
2006-07 | フロリダ大 | オハイオ州立大 | コーリー・ブリューワー (フロリダ大) | 51,458 |
2007-08 | カンザス大 | メンフィス大 | マリオ・チャルマーズ (カンザス大) | 43,257 |
2008-09 | ノースカロライナ大 チャペルヒル | ミシガン州立大 | ウェイン・エリントン (ノースカロライナ大) | 72,922 |
2009-10 | デューク大 | バトラー大 | カイル・シングラー (デューク大) | 70,930 |
2010-11 | コネチカット大 | バトラー大 | ケンバ・ウォーカー (コネチカット大) | 70,376 |
2011-12 | ケンタッキー大 | カンザス大 | アンソニー・デイビス (ケンタッキー大) | 70,913 |
2012-13 | ルイビル大 ※不祥事により剥奪 | ミシガン大 | ルーク・ハンコック (ルイビル大) | 74,326 |
2013-14 | コネチカット大 | ケンタッキー大 | シャバズ・ネイピアー (コネチカット大) | 79,238 |
2014-15 | デューク大 | ウィスコンシン大 マディソン | タイアス・ジョーンズ (デューク大) | 71,149 |
2015-16 | ビラノバ大 | ノースカロライナ大 チャペルヒル | ライアン・アーチディアコノ (ビラノバ大) | 74,340 |
2016-17 | ノースカロライナ大 チャペルヒル | ゴンザガ大 | ジョエル・ベリー2世 (ノースカロライナ大) | 76,168 |
2017-18 | ビラノバ大 | ミシガン大 | ダンテ・ディヴィンチェンゾ (ビラノバ大) | 67,831 |
2018-19 | バージニア大 | テキサス工科大 | カイル・ガイ (バージニア大) | 72,062 |
2019-20 | – 新型コロナ蔓延で中止 | – | – | – |
2020-21 | ベイラー大 | ゴンザガ大 | ジャレッド・バトラー (ベイラー大) | ? |
2021-22 | カンザス大 | ノースカロライナ大 チャペルヒル | オチャイ・アバジ (カンザス大) | 69,423 |
2022-23 | コネチカット大 | サンディエゴ州立大 | アダマ・サノゴ (コネチカット大) | 72,423 |
まとめ:日本からもマーチマッドネスで熱狂しよう
アメリカ最大級のスポーツイベントであるマーチマッドネスは日本からでも、勝利予想などで楽しむことができます。また、最近では多くの日本人選手がNCAAのD1でプレイしており、日本人選手がNCAAトーナメントで活躍する姿を見れるように応援するというのも1つの楽しみでしょう。
八村塁がゴンザガ大学時代にトーナメントにチームの中心選手として日本人で初めてトーナメントの試合に出場して活躍し、その後にNBA入りを果たしています。2024年3月現在では、まだ公式発表はされていませんが富永啓生が所属するネブラスカ大がトーナメント出場が濃厚に。中心選手である富永は日本人2人目の出場選手となると予想されています。
また、現在ローテーション外のため出場するかは微妙ですが、菅野ブルースが所属するステットソン大がカンファレンストーナメントで優勝し、NCAAトーナメント出場権を獲得しました。
今後もさらに多くの日本人選手がNCAAの舞台にチャレンジすることが予想されるため、多くの日本人がマーチマッドネスを味わってレベルアップしていく姿を楽しみに観戦しましょう。
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