バスケの世界最高峰のバスケットボールリーグNBA。2024年現在、日本人では八村塁選手、渡邊雄太選手の活躍によってここ数年の注目度がさらに上がっています。また、アメリカの大学バスケで活躍する日本人選手も増加したことで、「次は誰がNBAに?」という盛り上がりもみせています。
日本のバスケファンでも「Bリーグは知ってるけど、NBAはよく知らない」という人も比較的多いです。そこでこのページではそんなNBA初心者ファンに向けて、各チームの特徴や本拠地、優勝回数などを紹介します。
NBAは2つのカンファレンスで運営されている
NBAといっても広大な土地があることから、すべてのチームが1つのリーグで運営されているのではなく、大きく2つのカンファレンス(ウエスタン、イースタン)に分けて運営されています。(カンファレンスを跨いだ試合もあります)
基本的に「カンファレンス内での順位」がシーズンにおいてとても大切な指標になっており、カンファレンス内での上位10チームがポストシーズン(プレーオフ)に進出します。※実際には上位6チームは無条件でプレーオフ進出、7〜10位から2チームがプレーイントーナメントを勝ち抜いてプレーオフ進出となります。
最終的に各カンファレンス内でのプレーオフを勝ち抜いたチーム同士が「NBAファイナル」に進出し、シーズンチャンピオンを決める試合を行うという流れになっています。
ディビジョンはあまり関係ない
NBAは30チームを2つのカンファレンスに分かれて運営されていますが、各カンファレンスの中にさらに5チームずつに分けたディビジョンというものが存在します。
しかし、ディビジョンという概念自体は存在しているのですが、シーズンの運営や各チームが目指す「NBAチャンピオン」という目標に対してはほとんど影響しないため、ファンの間でも「どのディビジョンに所属しているチームか」はあまり重要視されません。
NBAチーム一覧
さて、早速NBAのチームを一覧にして紹介していきます。(情報は2024年現在)
イースタンカンファレンス
イースタンカンファレンス(日本語では「東」や「東地区」)のチームから紹介します。
チーム名 ()内は略称 | 創設 | 優勝回数 | 本拠地 |
ボストン・セルティックス (BOS) | 1946年 | 17回 | TDガーデン |
ブルックリン・ネッツ (BKN) | 1967年 | 0回 | バークレイズ・センター |
ニューヨーク・ニックス (NYK) | 1946年 | 2回 | マディソン・スクエア・ガーデン |
フィラデルフィア・76ers (PHI) | 1946年 | 3回 | ウェルズ・ファーゴ・センター |
トロント・ラプターズ (TOR) | 1995年 | 1回 | スコシアバンク・アリーナ(カナダ) |
クリーブランド・キャバリアーズ (CLE) | 1970年 | 1回 | ロケット・モーゲージ・フィールドハウス |
シカゴ・ブルズ (CHI) | 1966年 | 6回 | ユナイテッド・センター |
ミルウォーキー・バックス (MIL) | 1968年 | 2回 | ファイサーブ・フォーラム |
インディアナ・ペイサーズ (IND) | 1967年 | 0回 | ゲインブリッジ・フィールドハウス |
デトロイト・ピストンズ (DET) | 1941年 | 3回 | リトル・シーザーズ・アリーナ |
アトランタ・ホークス (ATL) | 1946年 | 1回 | ステートファーム・アリーナ |
マイアミ・ヒート (MIA) | 1988年 | 3回 | カセヤ・センター |
オーランド・マジック (ORL) | 1989年 | 0回 | キア・センター |
ワシントン・ウィザーズ (WAS) | 1961年 | 1回 | キャピタル・ワン・アリーナ |
シャーロット・ホーネッツ (CHA) | 2004年 | 0回 | スペクトラム・センター |
ウエスタンカンファレンス
ウエスタンカンファレンス(日本語では「西」や「西地区」)のチームから紹介します。
チーム名 ()内は略称 | 創設 | 優勝回数 | 本拠地 |
デンバー・ナゲッツ (DEN) | 1967年 | 1回 | ボール・アリーナ |
ミネソタ・ティンバーウルブズ (MIN) | 1989年 | 0回 | ターゲット・センター |
ポートランド・トレイズブレイザーズ (POR) | 1970年 | 1回 | モダ・センター |
オクラホマシティ・サンダー (OKC) | 1967年 | 1回 (シアトル時代) | ペイコム・センター |
ユタ・ジャズ (UTA) | 1974年 | 0回 | デルタ・センター |
ゴールデンステイト・ウォリアーズ (GSW) | 1946年 | 6回 | チェイス・センター |
ロサンゼルス・クリッパーズ (LAC) | 1970年 | 0回 | クリプト・ドットコム・アリーナ |
ロサンゼルス・レイカーズ (LAL) | 1947年 | 17回 | クリプト・ドットコム・アリーナ |
フェニックス・サンズ (PHX) | 1968年 | 0回 | フットプリント・センター |
サクラメント・キングズ (SAC) | 1946年 | 1回 | ゴールデン1センター |
ニューオーリンズ・ペリカンズ (NOP) | 1988年 | 0回 | スムージー・キング・センター |
ダラス・マーベリックス (DAL) | 1980年 | 1回 | アメリカン・エアラインズ・センター |
ヒューストン・ロケッツ (HOU) | 1967年 | 2回 | トヨタセンター |
サンアントニオ・スパーズ (SAS) | 1967年 | 5回 | AT&Tセンター |
メンフィス・グリズリーズ (MEM) | 1995年 | 0回 | フェデックス・フォーラム |
ぜひ覚えてほしいチームとその特徴
NBAはリーグに入るだけでとんでもなく高い壁であるため、ほぼすべてのチームが世界トップクラスのチームです。しかし、その中でも初心者NBAファンにもぜひ知っておいてほしいチームを独断と偏見でピックアップして紹介します。
最多優勝回数を誇る伝統2チーム
まずNBAといえばでおさえておきたい2チームが、75年ほどのNBAの歴史の中で両チーム17回ずつ(両チーム合わせて34回)の最多優勝を誇る、超名門でありライバル同士のボストン・セルティックス(イースタン)とロサンゼルス・レイカーズ(ウエスタン)です。
この両チームは有名すぎるといえるほど有名なので、NBAのチームだとは知らなくても、どこかでロゴを見たことがあるかもしれません。NBAの歴史と伝統においてこの2チームは欠かせない存在であり、実績や伝統を考えれば両カンファレンスのトップがこの2チームとなります。
NBAのレジェンドと呼ばれる選手でもこの2チームに所属したことのある選手がとても多く、サッカーで言うところのレアル・マドリードや野球のニューヨーク・ヤンキースのようなチームと考えて差し支えないでしょう。
ちなみに、2024年現在日本人の八村塁選手は、ロサンゼルス・レイカーズに所属して活躍しています。
世界スポーツチーム市場価値ランキング3位
2010年代後半から2020年代前半にかけて、スプラッシュブラザーズを中心に王朝を築き、このあたりからNBAを観始めた人の中で最もファンが多いとされているのが、ゴールデンステイト・ウォリアーズです。
チームのアイコンかつエースであるステフィン・カリーという名前は、日本のニュース番組でも紹介されることもあるため、聞いたことがあるという人も多いでしょう。
ちなみに、ゴールデンステイト・ウォリアーズがとった「スモールボール(低身長選手 + パッシング(運動量) + 3P)」という戦術はそれまでの常識であった「バスケは大きい選手が絶対有利」という定説を覆し、インサイドプレイヤーに拘らず、確率の高いショットを狙っていくという世界のバスケのトレンドを作りました。(東京オリンピックで日本女子が銀メダルに輝いた際の戦術に近い)
ゴールデン・ステイトウォリアーズはこの王朝を築いたことから一気にスポーツチームとしての市場価値を高め、フォーブスが発表した世界スポーツチームの市場価値ランキングで70億ドル(約1兆500億円)で世界3位(NBA内で1位)となりました。
神様が伝説を作った赤い牛
バスケットボールの神様マイケル・ジョーダンの名前はバスケを観始めた人でも聞いたことがあるでしょう。
NBAが世界的な人気をゲットするきっかけとなった「マイケル・ジョーダンフィーバー」の際に、神様マイケル・ジョーダンが在籍し、一度引退を挟んで3連覇を2回達成したチームが赤い牛のマークであるシカゴ・ブルズです。
赤と白を基調としたユニフォームは、バスケ漫画の金字塔スラムダンクの湘北高校のモデルにもなったとされており、日本人が初めて観ても「どこかで観たことある」と感じることでしょう。
ゴールデン・ステイトウォリアーズが王朝を築き、73勝9敗で記録を破るまでシーズン82試合中72勝10敗という記録はシカゴ・ブルズが保持しており史上最強が過去に存在していたチームとしても知られています。
国際的な選手が多く在籍するチーム
ダラス・マーベリックスというチームは、歴史的に観ても「アメリカ人以外」の選手が比較的多く在籍しているチームであり、チームの史上最高の選手といわれているダーク・ノビツキーもドイツ人です。2024年現在のチームのエースは、ルカ・ドンチッチであり彼もスロベニア人でアメリカ人ではありません。
また、その影響からか日本人選手にも比較的馴染みのあるチームであり、日本人初のNBA選手である田臥選手もマブスとキャンプ契約を結んでいましたし、富樫勇樹選手が契約したのも、馬場雄大選手が契約して在籍していたのもこのチームです。(富樫選手や馬場選手は基本的に下部組織のチームであるテキサスレジェンズに在籍)
日本国籍を取得し、長らく日本バスケを支えたニック・ファジーカス選手もこのチームに在籍したこともあることから、日本人にとって最も馴染み深いチームといっても過言ではないでしょう。
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