これまで、当サイトでは高校バスケの強豪校について、
男子チームに限って分析をしてきましたが、今回は沖縄県の「女子」にフォーカスして、
強豪校分析をしてみたいと思います。
沖縄県の高校男子の強豪校分析はこちら
その他の都道府県の女子の強豪校分析はこちら
2010年代の大会実績から、2010年代沖縄県の女子バスケ強豪校TOP4をご紹介します。
TOP4の決め方
ではここから、沖縄県の高校バスケ女子の強豪校についてご紹介したいのですが、出来るだけ「実績」ベースでご紹介をしたいので、今回は下記のような方法で集計をした結果をご紹介したいと思います。
公式記録として掲載されている結果
沖縄県高校バスケットボールの公式記録として掲載されている、結果を参考に集計します。
(参考:http://okinawabba.jp/?page_id=32)
また、1つの大会のみを集計するとブレが大きくなりやすいので、新人大会、インターハイ沖縄県予選、ウインターカップ沖縄県予選を集計します。
順位によってポイント付与
各大会上位4位のチームに対し、1位4P、2位3P、3位2P、4位1Pとポイントをつけて集計。
ポイントが多い順に並べた場合の4つの学校をTOP4とします。
※3位決定戦をやっていない大会の場合には3位両校に3位のポイントをつけています。
※ウインターカップ予選で、総体の結果から出場が決まり、予選に参加していない場合には、1位として換算しています。
2011年〜2019年の各大会結果
公式記録として掲載されている各大会の結果はこちらの通りです。
年 | 大会 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 |
---|---|---|---|---|---|
2011年 | 新人大会 | 西原 | 普天間 | 那覇 | 中部商業 |
2011年 | インターハイ | 西原 | 那覇 | 糸満 | 中部商業 |
2011年 | ウインターカップ | 西原 | 糸満 | 那覇 | 中部商業 |
2012年 | 新人大会 | 小禄 | 普天間 | 西原 | 那覇 |
2012年 | インターハイ | 西原 | 那覇 | 普天間 | 八重山 |
2012年 | ウインターカップ | 西原 | 那覇 | 前原 | 普天間 |
2013年 | 新人大会 | 那覇 | 西原 | 糸満 | 小禄 |
2013年 | インターハイ | 那覇 | 普天間 | 西原 | 小禄 |
2013年 | ウインターカップ | 那覇 | 西原 | 普天間 | 西原 |
2014年 | 新人大会 | 那覇 | 前原 | 糸満 | 前原 |
2014年 | インターハイ | 那覇 | 西原 | 糸満 | 前原 |
2014年 | ウインターカップ | 那覇 | 西原 | 糸満 | 前原 |
2015年 | 新人大会 | 西原 | 普天間 | 糸満 | 前原 |
2015年 | インターハイ | 那覇 | 前原 | 糸満 | 西原 |
2015年 | ウインターカップ | 那覇 | 前原 | 糸満 | 西原 |
2016年 | 新人大会 | 那覇 | 西原 | 糸満 | 小禄 |
2016年 | インターハイ | 那覇 | 糸満 | 西原 | 小禄 |
2016年 | ウインターカップ | 那覇 | 糸満 | 西原 | コザ |
2017年 | 新人大会 | 西原 | 普天間 | 那覇 | コザ |
2017年 | インターハイ | 那覇 | 西原 | 小禄 | 糸満 |
2017年 | ウインターカップ | 那覇 | 西原 | 小禄 | 糸満 |
2018年 | 新人大会 | 西原 | 糸満 | 那覇 | 前原 |
2018年 | インターハイ | 西原 | 糸満 | 日本ウェルネス | 那覇商業 |
2018年 | ウインターカップ | 西原 | 日本ウェルネス | 那覇 | 那覇商業 |
2019年 | 新人大会 | 糸満 | 西原 | 那覇 | 那覇商業 |
2019年 | インターハイ | 西原 | 糸満 | 前原 | 那覇 |
2019年 | ウインターカップ | 西原 | 糸満 | 前原 | 那覇 |
TOP4のご紹介
では、上記の計算をした結果の沖縄県の高校女子バスケ強豪校TOP4をご紹介します。
西原
出典:http://www.nishihara-h.open.ed.jp/
集計のポイントは、84P。
2011年〜2019年の新人戦、インターハイ予選、ウインターカップ予選(計27大会)で優勝12回、2位8回、3位5回、4位2回と優秀な成績を誇ります。
唯一、この期間の全ての大会でベスト4に進出しています。
那覇
出典:http://www.naha-h.open.ed.jp/general/school-info/annai/school-annai.html
集計ポイントは、77P。
27大会で、1位13回、2位3回、3位7回、4位2回とこちらも優秀な成績をおさめています。
半分以上の大会で2位以上になっており、連覇している時期もある強豪です。
全国大会出場も果たしており、実力は確実にあると言えるでしょう。
糸満
出典:http://www.itoman-h.open.ed.jp/
集計ポイントは、46P。
2011年〜2019年の27大会で、1位1回、2位7回、3位10回、4回1回と、
ベスト4まで残ると、ほとんど3位以上の成績を残しています。
なかなか全国大会出場は果たせていませんが、
上位に残れているため、一気にブレイクする可能性もあります。
普天間
出典:http://www.futenma-h.open.ed.jp/
集計ポイントは、21P。
2011〜2019年の27大会で、2位5回、3位3回という成績を残しています。
直近数年はなかなかベスト4に残れてはいませんが、
2010年代前半から中盤までは、べスト4に頻繁に進出しています。
前原
出典:http://www.maehara-h.open.ed.jp/post-2.html
集計ポイントは、21P。
2011〜2019年の27大会で、2位3回、3位4回、4位4回という成績を残しています。
2010年代中盤からベスト4に残ることが増えてきており、
安定してベスト4進出を果たせています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
沖縄県の女子高校バスケットボール界は、
他の都道府県と違い、絶対王者のようなチームが存在しません。
そんな中でも、成績としてはトップ2チームが抜きん出ているため、
構図としては他の都道府県と同じように他のチームがトップ争いに加わろうとしているという感じです。
しかし、ダントツと言えるほどの差ではないため、
どこかのチームが一気に力を入れれば、勢力図が塗り変わってしまうかもしれません。
それだけ面白いエリアと言えるでしょう。
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