バスケの世界には、一般的には知られていない用語が存在します。
そんな用語を使って、テレビで放送されたり、スコアシートが付けられたりします。
そこで今回は、初心者がつまづきやすい用語の一つである「ターンオーバー」について、初心者でも簡単に理解できるように解説します。
ターンオーバーって何?
バスケの世界で、最もよく出てくる専門用語であるのがターンオーバーです。プロの公式記録などでは、「TO」とアルファベットの略語で表示されることもあります。
そもそもターンオーバーって何?
そもそもターンオーバーとは、ボールの保有しているチームが変わるようなプレーのことをいい、ターンオーバーは「ボールを持っているチームがボールを失ったこと」を指します。
ただし、オフェンスファウルはターンオーバーに参入されることはなく、ドリブルがカットされたり、パスミスが起こってディフェンスのチームがボールを保持した場合などに、ターンオーバーが発生したことになります。
ターンオーバーの種類
先述したように、ターンオーバーは、オフェンスのチームがボールを失ってしまうプレーがターンオーバーと呼ばれるため、ターンオーバーが記録されるタイミングは何種類かあります。
- ドリブルをカットされる
- パスをカットされる
- ボールをファンブルする(キャッチミス)
- ラインクロス/アウトオブバウンズ
- バックコートバイオレーション
- トラベリング
- ダブルドリブル
- タイムバイオレーション(3秒,5秒,8秒,24秒)
以上の種類のターンオーバーがあります。
ちなみに、相手ボールになってしまうことがターンオーバーのため、ドリブルやパスをカットされても、相手がボールを保持しない限りは、ターンオーバーにはなりません。
ターンオーバーが起こるとどうなる?
ターンオーバーは、単なるミスということだけではなく、自分たちのチームに大きな影響を及ぼします。
まず、自分たちのチームの得点チャンスがなくなり、相手チームに得点チャンスが生まれます。
また、ミスによって相手チームボールになるため、自分たちのチームの士気が下がります。大抵のチームではディフェンス時よりもオフェンス時の方が心理的な余裕があるため、強制的にディフェンスに切り替わることで、士気が下がります。
試合に出ている選手だけに影響があるわけではなく、タイムアウトが必要になったり、選手交代が必要になったりと、ベンチもバタつく事態になります。
ターンオーバーを減らすには?
ターンオーバーは、相手チームのディフェンスの力にもよりますが、オフェンス側で減らす努力をすることができます。
ターンオーバーは、相手チームにボールを奪われてしまうことですので、練習によってボールハンドリング力を向上し、ファンブルを防いだり、ドリブルをカットされることを防ぐことができます。
また、リスクが高いプレーではなく、リスクの低いプレーを選択することによって、ターンオーバーの可能性を下げることができます。
オフェンスのチームプレーの精度を練習で向上させることも、ターンオーバーを減らすことに繋がります。特にパスミスによるターンオーバーは、パスの出し手、受け手のどちらかだけに責任があることは少なく、大抵の場合には、少しずつずれたプレーの影響であるため、チーム全体でのイメージの共有や、精度向上は有効な手立てとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ターンオーバーは、プレイヤーだけではなく、プロの試合の解説や実況などでもよく用いられる単語です。
どんな試合でも、ターンオーバーは発生しますので、ぜひこの単語を覚えてバスケを見るようにしてください。
試合の流れなどがよく理解できると思います。
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