いよいよ日本(沖縄)を含めた複数の国を跨いで始まる2023年のFIBAバスケットボールワールドカップ。
東京オリンピック、サッカーW杯や野球のWBCとメジャースポーツの大きなイベントが連続していることに加え、日本代表にも期待ができること、日本も開催国の1つであることを踏まえて大きな盛り上がりが期待されます。
FIBAワールドカップでは、全てのチームがまずは一次リーグ(1stラウンド)を戦います。
そこで今回は、FIBAバスケットボールワールドカップ一次ラウンドを展望していきたいと思います。今回は一次ラウンドのグループDをみていきます。
グループD参加国


グループDに参加する国は以下のとおりです。
国名 | 略称 | ゾーン | FIBAランキング ※()内はゾーンランク | ワールドカップ出場回数 |
エジプト | EGY | アフリカ | 55位(6位) | 7回目 |
メキシコ | MEX | アメリカ | 31位(8位) | 6回目 |
リトアニア | LTU | ヨーロッパ | 8位(5位) | 6回目 |
モンテネグロ | MNE | ヨーロッパ | 18位(12位) | 2回目 |
グループDは、フィリピンにあるモールオブアジアアリーナ(Mall of Asia Arena)を会場として開催されます。
グループDの展望


グループDの展望として、本命はリトアニアです。他のグループよりも実力差があるため、リトアニアが危なげなくトップ通過するのではないかと思われます。
2位は、モンテネグロが食い込むことになるでしょう。実力差があるため、1位と2位はほぼ確実といえるでしょう。
FIBAランキング通り、3位はメキシコ、4位はエジプトになると予想できます。メンバーの怪我や不参加などがなければ、FIBAランキング通りの順位で落ち着く可能性が高く、波乱が起こりにくいグループといえることでしょう。
グループDの注目選手
ブザビは、「初心者向け」のバスケットボールメディアとして、初心者の人でもこのチームはこの選手を注目しよう!という注目選手を各チーム1人ご紹介します。
※このページ作成時点では、各チームの選手選考が終了しているわけではありませんので、選出漏れや怪我の影響で紹介した選手が参加しない可能性があります。
エジプト – アッセム・マレイ
エジプト代表の注目選手は、韓国(KBL)のChangwon LG Sakersに所属するアッセム・マレイです。
206cmのCプレイヤーであるため、世界レベルで見れば若干サイズが足りないものの、SFのようなしなやかな動きやゴール下でのハッスルプレイに強みを持つ選手です。
派手さは少ないですが、チームを着実に支えるプレイヤーであるため、エジプトの安定的なプレイに貢献するでしょう。
メキシコ – ガブリエル・ヒロン
メキシコの注目選手は、メキシコのフエルサ・レヒアに所属しているガブリエル・ヒロンです。
ポジションがチーム事情によって異なるタイプの攻撃的な選手で、PGからSFまででプレイできます。身長が191cmとそこまで上背はありませんが、正確なシュートが持ち味で、難しい体制からも3Pを決めることができます。
身体の横幅もあり、時折見せるパワフルなドライブもチームを盛り上げることができます。
リトアニア – ドマンタス・サボニス
リトアニア代表の注目選手は、NBAサクラメント・キングスに所属しているドマンタス・サボニスです。
父親が元リトアニア代表でオリンピック金メダルに輝き、NBA選手であった経歴を持つサラブレッドのDNAを持っているドマンタス・サボニスはリトアニア代表のプレー及び精神的な支柱になります。
210cmを超える身長ながらパワフルかつ素早さを持ち、ガードのようなスキルも持っている超万能型ビッグマンです。
左利きであることもありサボニスを完全にシャットアウトできる選手はほとんどいないでしょう。
モンテネグロ – ニコラ・ブーチェビッチ
モンテネグロの注目選手は、NBAシカゴ・ブルズ所属のニコラ・ブーチェビッチです。
モンテネグロ代表での代表キャップが多くないため、参加するかどうかが不透明な点はありますが、参加すれば、ほぼ確実にチームの大黒柱になる選手です。
現代型のセンタープレイヤーと呼べるプレースタイルで、ドライブなどはないものの3Pやスクリーン、ポストムーブなどオフェンスの重要な局面で活躍できます。
また、非常にリバウンドに強く、1試合を通して出場すればほぼ確実にダブルダブルを記録し、インサイドを支配する選手でもあります。
グループD – まとめ
ここまで見てきたように、グループDでは、リトアニアとモンテネグロが順当に勝ち上がることが予想されます。
他のグループに比べてNBA選手が少ないため、日本のファンには馴染みが少ないプレイヤーたちが戦うグループとなるでしょう。
ただし、このグループに参加するドマンタス・サボニスとニコラ・ブーチェビッチは世界でも屈指のインサイドプレイヤーであるため、リトアニアとモンテネグロの対戦の際にはゴール下の争いに注目が集まるでしょう。
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