初めてバスケ部に入るというタイミングで、「コートネーム」という存在を知ることがあります。
このコートネームというものは、初めて聞くとなんなのかわからないかもしれません。
そこで今回は、日本のバスケ界に存在する「コートネーム」について、文化的な目線や名付け方法などをご紹介します。
コートネーム文化は日本女子のもの
コートネームは男子にはない
まず、コートネームを付けるという文化は、男子にはなく、「女子にしかないもの」であるということを認識することが第一のベースとなります。コートネームの文化は、明確な由来が判明していませんが、女性の「呼び捨てにすると乱暴な感じがする」というイメージから生まれたという説があり、男子にはない理由はこの辺りにあるのかもしれません。
バスケ以外にも存在
コートネームは、バスケだけのものではなく、バレーや他のスポーツでも存在することが知られています。これは、どのスポーツから始まったかどうかはわかっていませんが、女子バスケだけではなく、日本女子の部活では、コートネームがあるチームがあります。
海外にはコートネーム文化はない
コートネームは、スポーツ全体であるようなイメージに感じますが、海外ではほぼ存在しておらず、日本独自の文化であるとされています。もちろん、海外はコートネームという形ではなく、ニックネームなどがありますので、その呼び方で呼ばれていることが多いですが、コートネームという文化はないということです。
チームごとにコートネームが変わることも
ちなみに、コートネームは大体高校あたりで先輩からつけてもらうという文化なのですが、チームが変わっても引き継いで同じコートネームを使うこともあれば、チームが変わるとコートネームが変わるということもあるようです。
コートネームの由来や付け方
有名選手のコートネーム
リュウ(吉田亜沙美)
「リュウ」は勝利の流れを呼びこめるようにという願いが込められて先輩から付けてもらったコートネームだそうです。ちなみに高校の時は「ヨシ」と呼ばれていたようです。リュウは流れを意味しているので、持ち物には、「流」で記載を統一しているようです。
タク(渡嘉敷来夢)
高校時代は領域を支配するという意味の「リョウ」だったそう。しかし、サンフラワーズに加入した時に変えたいと言って、たくましさと「勝利を託せる選手に」という意味から取った「タク」になったとのことです。
リン(木林稚栄)
「リン」は臨機応変から採用されたコートネーム出そうです。Wリーグに参加後、このコートネームに定着したとのこと。
ルイ(町田 瑠唯)
こちらは、名前からそのままだそうです。こういったパターンもあるようですね。
コートネームの付け方
大きく分けてコートネームの付け方には、大きく3つのパターンがあるようです。
どんな選手になって欲しいかの願いを込めて
力強い選手になって欲しい。流れを変えるような選手になって欲しい。など、どんな選手になって欲しいかという願いを込めたりすることがあるようです。
名前からモジって
名前をモジってつけるようなことも多いようです。これになると相当ニックネームと近いと思いますが、こういったものも先輩から授かる形になります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
女子バスケ部に入ると、高校あたりでコートネームを授かるかもしれません。
しかし、コートネームは先輩から授かるありがたいものという見方があります。
自分への期待だと思って、ありがたく使わせてもらうという思いで、
その後使わせてもらうと良いでしょう。
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