Bリーグに限らず、外国人(特にアメリカ)のバスケットボール選手にはタトゥーを身体に入れている選手が多く見受けられます。
ボクシングの井岡一翔選手が、タトゥーを隠さずに試合に出場したことで、ボクシング協会からペナルティを受けるということがありましたが、日本のバスケではどうなのでしょうか?
今回は、バスケの世界でのタトゥーについての見解と、罰則が実際に発生したパターンをご紹介します。
バスケでのタトゥーはルール上OK
いきなり結論になってしまいますが、バスケの世界で「タトゥーが入っている」ということ自体はルール上問題ありません。
これはBリーグでもNBAでも国際リーグでも同じで、Bリーグにもタトゥーを身体に刻んでいる選手は多く活躍しています。日本独自のルールがあるわけでもありませんので、タトゥーを入れていること自体に特に問題はないと言えます。
バスケ選手のタトゥーに関する地域性
外国人のバスケットボール選手と言っても、やはり国によって文化が違うため、タトゥーを入れている選手が多いエリアやそうでも無いエリアとありますので、少しご紹介していきます。
アメリカ
バスケットボールの本場であるアメリカは、多くの選手が身体にタトゥーを入れています。アメリカ代表になるような選手でも多くの選手がタトゥーを入れています。
ある調査によるとアメリカに住む40歳までの成人の40%がタトゥーを入れているという調査があり、「タトゥーを入れていることが普通」という文化の国であることが背景にあると思われます。
オーストラリア
日本代表もアジア予選などで対戦することのあるオーストラリアも、タトゥー自体は文化として根付いている国であるため、ある程度の選手がタトゥーを入れていますし、それが受け入れられています。
しかし、割合としてはアメリカよりは少ないといった感じで、半数以下の選手にタトゥーが見受けられるといった形です。
ヨーロッパ圏
国としての括りではありませんが、ヨーロッパ圏の選手はタトゥーを入れている選手は多くありません。
理由としては、国にもよりますが、文化として中流階級以上の人はタトゥーを入れないというものがあり、タトゥーを入れるのは「中流以下」と見られてしまうためということがあります。そのため、積極的にタトゥーを入れないという文化になっているのです。
もちろん、タトゥーアーティストが多くいるイタリアなどでは、タトゥーを入れている選手も多くいますが、ヨーロッパ圏全体で見ると、そこまでタトゥーを入れている選手が多いわけではありません。
タトゥーを入れて罰則を受けた事例
ちなみに、バスケのルールではタトゥーはOKですが、タトゥーを入れたことで罰則を受けた事例があるのでご紹介します。
罰則があったのは、タトゥーを入れている選手が多く在籍するNBAで、罰則を受けたのは複数回NBA制覇を果たした経験を持つ、J.R.スミスです。
事の発端は、NBAの規定では「選手はシューズ以外に商品やブランドのロゴを身につけてはいけない」というものが存在しており、J.R.スミスは「Supreme」というタトゥーをふくらはぎに刻んだことによって、この規定に抵触。
隠さずに試合に出場すると、1試合ごとに罰金が課されるとなりましたが、J.R.スミスはこれに対して従うことになり、レッグスリーブをつけて出場することとなりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。まとめると
- バスケでタトゥーはOK
- 文化によって入れている選手が多い地域がある
- 各リーグの規定によって罰則がある場合がある
です。日本ではあまり受け入れ難いタトゥーですが、タトゥーが一般的なアメリカで誕生したバスケットボールだけに、タトゥーには基本的に寛容なようです。
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