いよいよ日本(沖縄)を含めた複数の国を跨いで始まる2023年のFIBAバスケットボールワールドカップ。
東京オリンピック、サッカーW杯や野球のWBCとメジャースポーツの大きなイベントが連続していることに加え、日本代表にも期待ができること、日本も開催国の1つであることを踏まえて大きな盛り上がりが期待されます。
FIBAワールドカップでは、全てのチームがまずは一次リーグ(1stラウンド)を戦います。
そこで今回は、FIBAバスケットボールワールドカップ一次ラウンドを展望していきたいと思います。今回は一次ラウンドのグループFをみていきます。
グループF参加国
グループFに参加する国は以下のとおりです。
国名 | 略称 | ゾーン | FIBAランキング ※()内はゾーンランク | ワールドカップ出場回数 |
カーボベルデ共和国 | CPV | アフリカ | 66位(8位) | 初 |
ベネズエラ | VEN | アメリカ | 17位(5位) | 5回目 |
スロベニア | SLO | ヨーロッパ | 7位(4位) | 4回目 |
ジョージア | GEO | ヨーロッパ | 32位(18位) | 初 |
グループFは、日本にある沖縄アリーナを会場として開催されます。
グループFの展望
グループFの展望として、本命はスロベニアです。スーパースターのルカ・ドンチッチ擁する小国は、東京オリンピックで4位(準決勝では1点差で敗北)という素晴らしい成績で終えました。
東京オリンピックからそれほどメンバーが変わらないと見られるスロベニア代表を、グループFの他のチームはなかなか倒すことができないでしょう。
グループFの2位はベネズエラが確保するでしょう。ジョージアが善戦すれば2位がジョージアになる可能性はありますが、番狂せは起こらない可能性が高いです。
また、グループFは初出場のチームが2チームおり、この2チームがどのように世界大会を戦うのかも見どころの1つです。
グループFの注目選手
ブザビは、「初心者向け」のバスケットボールメディアとして、初心者の人でもこのチームはこの選手を注目しよう!という注目選手を各チーム1人ご紹介します。
※このページ作成時点では、各チームの選手選考が終了しているわけではありませんので、選出漏れや怪我の影響で紹介した選手が参加しない可能性があります。
カーボベルデ共和国 – ウォルター(エディ)・タバレス
カーボベルデの注目選手は、スペインのレアル・マドリードに所属するウォルター(エディ)・タバレスです。
220cmのCプレイヤーで、圧倒的な高さでゴール下を制圧します。アトランタ・ホークスやクリーブランド・キャバリアーズなどのNBAチームでもプレイした経験を持つ選手で、経験も十分です。
220cmながら非常にスムーズに動くことが特徴で、高さだけでなく機動力でもカーボベルデを引っ張ります。
ベネズエラ – マイケル(ミカエル)・カレラ
ベネズエラの注目選手は、スペインのフォルカ・レイダに所属しているマイケル・カレラです。
196cmのPFと、インサイドプレイヤーとしては小柄ながら、身体能力とハッスルでチームを盛り上げるプレイヤーです。
得点能力が高く、リバウンド争いからの得点から3Pまで様々な形で得点を積み重ねられる選手です。
スロベニア – ルカ・ドンチッチ
スロベニア代表の注目選手は、NBAダラス・マーベリックスに所属しているルカ・ドンチッチです。
ユーロリーグ、NBA、オリンピックと大活躍を見せる神童がいよいよワールドカップに登場します。
200cmを超える身長で、実は高い身体能力をあまり見せることなく、バスケットボールIQと巧みなステップで得点やリバウンド、アシストまで全ての攻撃的な動きを行うことができる選手です。
ジョージア – ジョルジ・シェルマディーニ
ジョージア代表の注目選手は、スペインのレノボ・テネリフェ所属のジョルジ・シェルマディーニです。
217cmの身長でインサイドを支配し、平均でダブルダブルを記録できる選手です。ポストプレイからの特徴のあるフックシュートはなかなか止められず、ジョージアの得点源となります。
ベテランの域に入っているため、若さかつNBAの実績のあるサンドロ・マムケラシュビリとの併用が考えられ、出場時間が限られてしまう可能性があります。
グループF – まとめ
ここまで見てきたように、グループFはスロベニアが圧倒的な力で1位通過することが予想されます。
2位争いはベネズエラとジョージアの戦いとなりますが、国際経験が豊富なベネズエラの方がやや有利な状況であると見られます。
カーボベルデは主要国際大会初出場ということで、どこまで力を発揮できるかが見どころです。
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