日本時間2021年4月19日、日本のバスケットボールファン待望の瞬間が訪れました。
渡邊雄太選手が、2Way契約からNBA本契約に切り替えられるというニュースが発表され、SNS上は大騒ぎとなりました。
エグジビット10→2way→本契約💪🔥
努力し続けたかいがありました!更に上を名指してもっともっと頑張ります!今後も応援よろしくお願いします! https://t.co/85638BwlRh
— Yuta Watanabe 渡邊 雄太 (@wacchi1013) April 19, 2021
そこで話題となったのが、「NBA本契約はどれくらい凄いのか?」ということです。
そこで今回は、NBA本契約がどれくらい凄いのかという話題について、他の事象との比較をしてご紹介していきます。
NBA本契約の確率
ではまず比較に入る前に、NBA本契約というものがどれくらい凄いのかということについてご紹介しておきます。
NBAのチームは30チームあり、本契約でロスター枠に入れるのは1チーム15人となっています。そのため、同時にNBAの本契約を勝ち取っていられるのは世界で450人しかいないということになります。
バスケットボールは世界の競技人口が4.5億人とされておりますので、なんと、100万人に1人しかNBAの本契約の枠に入れないということになります。(実際には男女で分かれますが、計算のしやすさを優先します。)
もちろん、遊び感覚でやっているような人も含まれていますが、それにしても100万人に1人、確率にして0.0001%というのが非常に狭き門であるということは理解できるかと思います。
他のスポーツとの確率の差
では、主要な他のスポーツと比較してみましょう。
野球
野球の世界で一番レベルの高いリーグといえば、大リーグ(MLB)でしょう。
これは、NBAと同じでアメリカにあるリーグですが、チーム数は同じく30チームとなっています。しかし、野球は選手の人数が多く、1チームでメジャー契約を結ぶのは40名となっており、同時にメジャー契約を結ぶのは、1200人となります。
競技人口は世界で3500万人と言われており、約3万人に1人がメジャーリーガーとなります。
確率では、0.003%という数字に。
サッカー
サッカーの世界で一番レベルの高いリーグとなると、意見が分かれるところではありますが、収益面などを考えてイングランドプレミアリーグと考えてみます。
チーム数は20で、1チームの選手登録数は25人のためリーグ全体で500人の選手がいることになります。サッカーの世界全体での競技人口は2.6億人とされていますので、52万人に1人でプレミアリーグの選手ということになります。確率でいえば、0.0002%ということになります。
テニス
テニスは世界トップのリーグというよりは、グランドスラムと呼ばれる世界トップの4大大会がありますので、そちらへの出場で比較してみます。
4大大会の1大会の本戦に出場できる選手はシングルスで128選手、ダブルスで64ペア128選手でマックスで256人となります。テニスの競技人口は1億人と呼ばれていますので、39万人に1人の確率になります。
確率にして0.00025%となっています。
※他のスポーツでも競技人口は男女合計、分子側を男子のみで計算しているためテニスも同様の計算をしています
こうやってみてみると、もちろん男女差やレベルの差などあれどNBA本契約というものが異常に狭き門であることがわかります。
他の凄い事象との差
他のスポーツと比較しても、スポーツがわかる人のしか伝わりませんので、スポーツにあまり興味のない人には次の事象で説明してみると伝わるかもしれません。
宝くじで1000万円当たる
ドリームジャンボミニは、1等前後賞、2等の両方ともが確率100万分の1で、配当金は1000万円となっています。NBAの本契約を勝ち取れる確率は、宝くじで1000万円当てる確率と大体同じなのです。
年賀はがき1等当選
宝くじで1000万円当たるのと大体同じ確率なのが、年賀はがきの1等当選です。これもNBA本契約を勝ち取るのと同じくらいの割合なのです。
毎日飛行機に乗っていたとして事故に遭う確率
実は安全な乗り物として知られている、飛行機ですが、そんな乗り物でもたまに事故が起こります。そんな事故に遭う確率は、20万分の1だと言われています。NBA本契約を勝ち取れるのは、飛行機事故に遭うことの5倍ほど珍しいことなのです。
まとめ
以上がNBA本契約と他の事象を比較した場合です。
簡単にいえば、
- メジャーリーガーの契約ができる確率はNBA本契約選手の30倍
- NBA本契約を勝ち取る確率は宝くじで1000万円当てるのと同じくらい
- NBA本契約選手になれるのは100万人に1人だけ
ということになり、どの角度から見ても、NBA本契約を勝ち取るということは非常に狭き門であり、すごいということになります。
コメント