バスケを始めると必ず購入する必要があるのが、バッシュことバスケットボールシューズ。
1つ買うだけでも、安くないですし、怪我や痛みにも繋がるのでバッシュ選びは失敗したくないところ。
しかし、現役のバスケ部でもなかなか最適なバッシュの選び方がわからないという方も多いです。
そこで今回は、最適なバッシュのサイズの選び方や履き方、ブランドごとの特徴をご紹介します。
サイズを正しく測るには?
まず、最適なバッシュを選ぶためには、正しいサイズを知ることが最短ルートになります。そのための正しい足のサイズを知るための方法をご紹介します。
測定器で正しいサイズを計ろう
靴のサイズを見るときに、多くの人が気にしているのは、「26cm」「28.5cm」といった、足の縦の長さ(足長)になります。
しかし、正しいバッシュを選ぶ際には、それ以外にも横幅や甲の高さ、土踏まず部分のアーチなどの測定が必要になります。最低でも、横幅は重要なので抑えておきたいところです。
こういったサイズを正確に自宅で測るのは意外に難しいので、スポーツ用品店や靴屋さんに置いてある、測定器(足のサイズを測るボードのようなもの)を使ってサイズを測ると良いでしょう。小さな店舗では置いていないところもありますが、大型のスポーツ用品店では大抵置かれているので、使わせてもらうと良いでしょう。
夕方の足のサイズがポイント
足のサイズを測るときにポイントなのが、夕方の足のサイズを測ることです。
人間の足は、立ったときに体の一番下についていて、血液などが溜まりやすく、むくみやすい場所です。
そのため、最低でも朝起きたタイミングと夜では、0.5cmほど違うと言われており、人によっては1cm以上夕方に足が大きくなっています。
朝に測ったサイズにピッタリなバッシュを買ってしまうと、夕方の練習ではなぜか小さく感じて痛みが出てくるということもありますので、できるだけ夕方のサイズを計測して購入しましょう。
バッシュのサイズの決め方
ではここから、正しい足のサイズを踏まえて最適なバッシュを選ぶコツをご紹介します。
かかとをつけてサイズ感をみる
足のサイズがわかったら、好きなデザインのバッシュを試し履きしてみましょう。
そのときに、かかと部分をピッタリとつけてサイズ感を試してみるのが良いです。お店では少しやりにくいかもしれませんが、できればかかとをトントンしてかかとをつけられるとベストでしょう。
その状態で、つま先部分が0.5cm〜1cmほど余っている状態(手の親指の幅1つ分位)が良いと言われています。
あまりにもピッタリすぎると、素早く動くバスケの動きでは、足を痛めやすく、あまりにぶかぶかすぎると、つまづいたり、怪我をしたりしやすいためです。
片足立ちでもサイズ感をみる
足のサイズに関して言うと、片足立ちになったときは全体重が片足にかかるため、若干サイズが変わります。
そのため、できれば試し履きのタイミングで片足立ちもしてみて、サイズ感を確かめられると良いです。
もちろん、ジャンプもできれば良いのですがお店だとなかなかやりにくいため、お店の方に許可をとりましょう。
横幅のサイズをみる
多くの方が認識している足のサイズは、縦の長さ(足長)であると先述しました。
ブランドにもよるのですが、実は横幅のサイズについても箱などに記載されている場合があります。
A〜Gで横幅が記載されており、Gに近づくほどに足の幅が広いということになります。
その中でもEの表記が多く(普通)、Eだけではなく、EEやEEEなどもあります。
このあたりの表記を踏まえて、同じブランドの同じ足長のものでも別の横幅のものを試すと、
若干感覚が変わりますので、履き心地の良いものを選びましょう。
※ただし、足長も横幅もブランドごとに基準が若干違いますので、ブランドを跨いだときには注意が必要です。
ブランドごとの特徴も考えよう
ではここから、よく日本人プレイヤーが選んでいるブランドから、ブランドごとの大まかな特徴をご紹介していきます。
日本ブランド
アシックス
アシックスは日本の部活プレイヤーから一番選ばれているブランドと言っても良いでしょう。
日本人に多いと言われている、幅広の形に最適化されているシューズが多く、日本人の足に合いやすいと言われています。
中でもゲルフープシリーズは現在の部活プレイヤーの定番です。(お父さん世代では、「ジャパンのハイカット」かもしれません)ゲルフープシリーズは、クッション性も軽さもバランスが取れており、非常に使いやすいと思います。ただ、日本人に多い幅広の足にある程度最適化されているため、細長(D以下)の足の方には合わないこともあります。
ミズノ
アシックスと同様に、日本人に多い足のサイズに最適化されているモデルが多いですが、若干アシックスよりは細長く感じるかもしれません。
クッション性もありますが、それ以上に軽いモデルが多くスピードを武器にしている選手などが好んでいたりします。トッププレイヤーの契約選手があまりいないため、憧れで選ぶという人は少ないのですが、価格的にも購入しやすい値段であるため、ミニバスから中学までのプレイヤーで履いている選手が多いイメージです。
海外ブランド
ナイキ
2020年現在のバスケットボール市場の中で、一番のシェアを誇っているブランドがナイキでしょう。サブブランドのエア・ジョーダンブランドも合わせれば、世界的にも席巻していると考えて良いでしょう。
サイズ感で言えば、他のブランドよりも足長が短く(同じ表記サイズでもナイキが小さく)感じられ、海外ブランドの中では横幅が少しあるイメージです。NBA選手でも着用するプレイヤーが多いため、憧れなどで購入するプレイヤーも多くいますが、プレイヤーのシグネチャーモデル毎に、履き心地が違ってくるため、多くのモデルを履いてみることが一番の近道かもしれません。
アディダス
ナイキと同じくらい、NBAのスター選手との契約をしているのがアディダスです。
日本人プレイヤーで着用している人はそこまで多くない印象ですが、憧れで購入を検討する人もいるでしょう。
サイズ感としては、細長(E以下)の人にある程度最適化されているような印象で、
日本人選手としては、幅が合わない人が多いかもしれません。
足長は、アシックスなどより若干小さい印象で、アディダスのバッシュを購入する際には、いつもより上の表記のサイズを購入することになるかもしれません。
アンダーアーマー
ステフィン・カリーの影響で一気にバスケ市場でシェアを広げたブランドです。
種類はあまり多くありませんが、アンダーウェアをメインにしているブランドということもあり、クッション性に優れている印象です。サイズ感はナイキに似ている印象で、日本ブランドより少し幅が狭めで、足長も若干小さめという感じです。シンプルでスタイリッシュなデザインも多いため、他の人と差別化したいというときに購入するともありです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
バッシュは、プレイヤーにとって単なるシューズという概念を超えて、
相棒であったり、アクセサリーのイメージもあるでしょう。
怪我や痛みのリスクを抑えて、自分に最適なバッシュを見つけ、
かっこよさもプレイの質も上げられると良いですね!
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