子供がバスケを始めた。試合に応援に行った時には、頑張っている子供の姿を出来るだけ綺麗に動画で残したい。そう思ってはいませんか?
実は、バスケは他の野球やサッカーなどと比べて、距離やスピードの問題があり、動画で綺麗に撮影するには、コツが必要です。
そこで今回は、素人でもバスケの試合のビデオ撮影を綺麗にできるコツについてご紹介します。
機材選びのコツ
まず、そこそこ綺麗に撮影するために必要な機材についてご紹介します。
“そこそこ”ですので、もちろんプロ仕様ではありません。あくまでも一般家庭でも手に入りそうな必要最低限の機材についてご紹介しておりますので、ガッツリプロ仕様の機材を使いたいという方は、もちろんそちらでも構いませんが、高校生以下の試合の撮影をする場合には、会場の中でそういった大きな機材を広げるだけの場所がないことも、頭に入れておく必要があります。
カメラ
まずは重要なカメラについてです。
最近はスマートフォンでも十分綺麗な映像は残せますが、どうせお子さんの頑張っている姿を残すのであれば、カメラを購入すると良いでしょう。
ちなみに、オススメなのは、デジタル一眼もしくは、ビデオカメラです。デジタル一眼ではビデオ撮影ができないと考えてしまうこともありますが、最近のカメラであれば問題なく撮影することができます。一眼レフカメラの方がレンズが良いものがついていることが多いため、より綺麗な形で残すことができます。
オススメのカメラをいくつかご紹介しておきます。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X5 ダブルズームキット EF-S18-55mm/EF-S55-250mm付属 KISSX5-WKIT
Nikon デジタルカメラ COOLPIX B600 BK 光学60倍 軽量 クールピクス ブラック B600BK
パナソニック HDビデオカメラ W580M 32GB サブカメラ搭載 高倍率90倍ズーム ブラウン HC-W580M-T
三脚(一脚)
動画撮影を、手持ちで行うこともできますし、そうしていらっしゃる方も多いのですが、どれだけ手振れ補正機能がついていようとも、1試合ぶっ通しで撮影をすると、なかなかのブレが生じます。
そのため、カメラを固定するものが必要になります。ただし、前述したように高校生までのバスケの試合の多くは、どこかの学校の体育館を会場にすることが多く、そこにベンチやオフィシャル、教員席や応援席などを作るため、そこまで広さがない場合が多いです。
そのため、実際にガッツリとした三脚を持っていってしまうと、広げられない(使えない)ということが多々あります。そこで、独立して立つことのできる一脚というものがオススメです。(使い方は三脚と同じです) オススメの一脚をいくつかご紹介しておきます。
SLIK 一脚兼簡易三脚 スタンドポッドGX-N 4段レバーロック式 3ウェイ雲台 クイックシュー式 217122
SLIK 一脚兼簡易三脚 スタンドポッドGX-N 4段レバーロック式 3ウェイ雲台 クイックシュー式 217122
FOSOTO カメラ用 一脚 165CM 5段 小型 三脚サポートCanon Nikon Petax Sonyなど用 超軽量 自立一脚 アルミ製 ブラック (アルミ)
バッテリー
カメラに内蔵されているバッテリーをフル充電していったとしても、高校生までのバスケの試合では、1日に2試合行われることもそこそこ多いため、バッテリーが持たない可能性もあります。
そこで、ご自身で持っている(もしくは購入した)カメラの予備バッテリーもフル充電して持っていくことをオススメします。大抵の場合試合会場のコンセントを借りることが難しいため、会場で充電するということは考えない方が無難です。
撮影場所のコツ
バスケの試合のビデオ撮影で、実は最も大切なのが撮影場所(画角の確保)になります。
というのも、バスケの試合会場の多くは学校の体育館であり、体育館で行われる競技の中でも一番広い面積で行われるスポーツのため、応援席がほぼない状態であったり、コートギリギリで観戦することになってしまうことも少なくないため、カメラで撮影した映像が近すぎるということが発生し、何が行われているかわからないということが起きがちだからです。そこで、オススメの撮影場所をご紹介します。
コートサイド
コートサイドは、コートの左右どちらも視覚なく撮影できる場所で、どちらの半分のコートであっても同じ距離で撮影できるため、非常に見やすい位置になります。
ただし、コートと同じ高さであると、少し近距離の圧迫感のある映像になる場合もあるため、コートと撮影場所の距離は少し考える必要があります。観客席があるような会場であれば、コートサイドで撮影すれば間違いありません。
コート4つ角
あまりカメラの方向をいじれないような場合(カメラと自身の観戦場所が違う場合等)は、コートのサイドラインとエンドラインの近く(4つ角)から、コート全体を映すと良いでしょう。
コート全体を見ることができますし、距離的にも大体良い感じになります。ただし、逆サイドのプレーが少し見づらいのと、若干の死角ができてしまうため、少し諦める部分が必要になります。
2階席
会場によっては、2階部分が観戦できるようになっているところもあり、あまり人がいない場合には、2階にカメラを設置するのもオススメです。
コートサイドを取れれば、そこが一番見やすいですが、角からの撮影でも問題ありません。プレイヤーと同じ高さから撮影するよりも距離が取れるので、常に画角が広くなり、見やすい映像になります。ゴール裏からの撮影も可能ですが、手前のコートのプレーの多くがゴールに被ってしまい見づらいという欠点があります。
バスケ撮影でやってはいけないこと
バスケの試合撮影で、綺麗に映像を残すためにやってはいけないことがあります。しかもその中には、親御さんが興奮するあまり、やってしまいがちなこともあるので、ここでご紹介するやってはいけないことは、出来るだけやらないように注意しましょう。
ズームは使わない
お子さんをメインで撮影したい気持ちはわかりますが、ズームをしていると、選手の動きについていくことができません。また、出来上がった映像が、何かに寄っていくのと、離れていくことの連続になってしまうため、「酔う」ような映像に仕上がってしまいます。
ボールを追いかけ続けない
撮影をすると、常にボールを画面の中央あたりに入れることを意識してしまうことがあります。
もちろん中央に写っていることは悪くないのですが、小学生でさえもボールの動きは人の動きよりも早いため、常に画面の中央でボールを捉えようとすると、必ず左右上下にずらさなければならず、落ち着きがない映像になってしまいます。ですので、画面の中のどこかにボールがおさまっていて、何が起こっているかわかるような場面であれば、無理にボールを中央にする必要はないと覚えておきましょう。
選手を常に追いすぎない
お子さんをメインで撮影するためであったとしても、試合に出ている選手1人を常に追うようなカメラワークは難しいです。
特に、コートと撮影場所の距離が近い場合には、選手の移動距離が少なかったとしても、カメラの画角からはみ出る可能性が高くなるため、頻繁にカメラを動かさなければならず、見づらい映像になってしまいます。出来るだけ、試合全体・コート全体を見れるようなカメラワークを意識すると後々見返しやすい映像になります。
カメラを左右に動かしすぎない
特にコートサイドにカメラを設置して撮影をしていると、ボールの動きに対して非常に敏感にカメラを動かしたくなるのですが、カメラが動くということは、その間映像が揺れる可能性が高くなるため、見づらい映像になる可能性が高くなります。
そのため、左右どちらかのコートでプレーが行われているときは固定して、逆サイドに移る際にゆっくりカメラも左右ずらす位がちょうど良いです。この時もすぐに左右変えたくなるのですが、ゆっくりずらしてあげることで試合全体を見通せる見やすい映像になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
せっかく子どもの頑張る姿を撮影するなら、少しでも綺麗に映像を残したいと思うことでしょう。
もちろん、プロ級に撮るには技術もそこそこのお金も必要になりますが、
ここに記載したことを実践していただけるだけで、ある程度綺麗な映像を残すことができます。
技術もそこまで要りませんので、明日試合の撮影をする!という時にも使っていただけると思います。
コメント