バスケのORtg(オフェンシブレーティング)・DRtg(オフェンシブレーティング)とはなに?簡単にわかるように解説します。

OffRtgの計算式豆知識
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2023年のバスケットボール界では、様々なスタッツ・統計情報を用いて効率的に得点して勝利を目指すというのがトレンドになっています。

その中で主要なスタッツ情報として「ORtg(オフェンシブレーティング)」と「DRtg(ディフェンシブレーティング)」という項目があります。

そもそもこれはなんなのか?や計算式はどんな形なのか?について簡単に理解できるように解説します。

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そもそもORtg・DRtgとは?

細かい計算式をご紹介する前に、そもそも「ORtg・DRtg」とは何を表しているのか?という点についてご紹介します。

オフェンシブレーティングは、サイトによって「Otg」や「ORtg」、「OffRtg」などと略されますが、「これまでのデータから100回攻撃すると何点取れるのか?」を表した指標です。

そのため、「オフェンシブレーティングの数値は高ければ高い方が良い」という判定になります。

ディフェンシブレーティングは、サイトによって「Dtg」や「DRtg」、「DffRtg」などと略されますが、「これまでのデータから100回攻撃される(守備をする)と何点取られるのか?」を表した指標です。

そのため、「ディフェンシブレーティングの数値は低ければ低い方が良い」という判定になります。

ちなみに、両方とも「95.8」や「113.2」というような数字で表記されます。

ちなみに、オフェンシブレーティングもディフェンシブレーティングもチームと個人どちらにも当てはめることができますが、「個人のディフェンシブレーティング」は非常に複雑な計算式になることに加え、計算式の元になる数字の判定が難しい点があるため、個人のディフェンシブレーティングは、オフェンシブレーティング、チームのディフェンシブレーティングよりは使われていない印象があります。

ORtg(オフェンシブレーティング)の計算式

まず、オフェンシブレーティングの計算式について解説します。

OffRtgの計算式

この計算式が正式なオフェンシブレーティングの計算式なのですが、「Point Produced」と「Total Possessions」の計算式が非常に複雑です。

そのため、1ポゼッションあたりの得点効率を計算する「PPP(Points Per Possessions)」を用いて、

「OffRtg = 100 × PPP」として簡易に求められることも少なくありません。

念の為、正式なOffRtgの求め方に出てくる「Point Produced」と「Total Possessions」の計算も解説しておきますが、実際に全て記憶している人はいないと思えるように複雑です。

Points Producedの求め方

Points Producedは「創出された得点」などと日本語訳されるようなスタッツで、PProdと略します。

計算式は以下のような形になります。

PProd =
(1 – (Team OfReb / Team_Scoring_Poss) × Team_ORB_Weight × Team_Play%) × (PProd_FG_Part + PProd_AST_Part + FTM) + PProd_ORB_Part

多分、ほとんどの方は理解できないかと思われますが、これがPoints Producedの計算式となります。

Total Possessionsの求め方

Total Possessionsは、「合計ポゼッション回数」などと日本語訳されるスタッツで、TotPossと略します。

計算式は以下のような形になります。

ToTPoss=
ScPoss + FGxPoss + FTxPoss + TOV
こちらもぱっと見で理解できる方は少ないかと思われますが、これがTotal Possessionsの求め方になります。

DRtg(ディフェンシブレーティング)の計算式

次に、ディフェンシブレーティングの計算式を紹介します。

DffRtgの計算式

またしても複雑そうな単語がでてきました。

ただし、このページで「簡単に」ご理解いただくにはオフェンシブレーティング以上にディフェンシブレーティングの計算式は複雑すぎるので、もっと知りたい方は、こちらのサイトを参考にしてみてください。

特に個人プレイヤーのディフェンシブレーティングは複雑すぎるので注意が必要です。

英語サイト:オフェンシブレーティングとディフェンシブレーティングの計算式

スタッツ分析の祖:ディーン・オリバー

この2つの指標を含め、現在のバスケットボールの分析に大きな影響をもたらしたのが、ディーン・オリバー氏です。

ワシントン・ウィザーズやデンバー・ナゲッツのフロントやコーチとして仕事をしたオリバー氏ですが、オリバー氏はバスケットボールのスタッツを分析して勝利に導く最初のスタッツアナリストと言われています。

2005年に「Basketball On Paper: Rules And Tools For Performance Analysis」というスタッツを分析する手法を紹介した著書も発売しています。

非常に多くの分析指標を考案したといわれているオリバー氏ですが、このページで紹介した2つの指標についてコメントを残しており、特にディフェンシブレーティングについては「「ラインナップの組み合わせによって大きく変わってしまう」という特徴があるため、単体で判断するものではない」としています。

特に、個人のディフェンシブレーティングは、同時に出場していた他の選手のディフェンス能力やヘルプ能力によって大きく変動することが知られているため、単体での判断はしない方が良いでしょう。

NRtg(ネットレーティング)との違いは?

OffRtgとDffRtgとほぼ同じような項目で登場する指標に「NRtg(ネットレーティング)」という指標があります。

Net Ratingと表記するのですが、「Net」とは「正味の」という意味があり、実際にはどれくらいの評価(レーティング)ができるのか?を表す指標です。

計算式は非常に簡単で、このページで紹介したオフェンシブレーティングからディフェンシブレーティングを引くだけになっています。

NetRtgの計算式

ちなみに、何が「正味(ネット)」なのかというと、”バスケットボールは得点数が失点数を上回れば勝ち”というゲームであるため、

「100回攻撃した時の得点数と100回攻撃された時の失点数を差し引いて、数字が大きければ勝ちやすい(強い)チーム(or個人)である」

と言えるという点が正味という意味です。

そのため、ネットレーティングは数字が大きい方が強いチームであり、弱いチームの場合にはマイナスにもなり得るということを覚えておきましょう。

まとめ

このページの内容をまとめます。

  • オフェンシブレーティングは100回攻撃した時の得点数(期待値)
  • ディフェンシブレーティングは100回守備をした時の失点数(期待値)
  • ネットレーティングは個人にもチームにも使える
  • 計算式がめちゃくちゃ複雑
  • ネットレーティングはオフェンシブレーティングからディフェンシブレーティングを引くことで求められる

以上です。

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