バスケットボールのポジションは主に、ガード・フォワード・センターの3つであり、ガードがポイントガード・シューティングガード、フォワードがスモールフォワード・パワーフォワードの2つずつに別れて5つが詳細にみた際のポジションとなります。
しかし、最近のバスケ界では「ウイングの選手」という言い方で示される選手が出てきました。
今回はバスケットボールにおける「ウイング」のポジションと役割について解説します。
バスケのウイングとは?
まず、バスケにおける「ウイング」が指す役割とポジションについてみていきます。
ウイングのポジション
バスケにおいて「ウイング」と呼ばれるポジションは、フリースローラインとスリーポイントラインを繋いだあたり(45度付近)でよくプレイをする選手のことであり、一般的に言われるポジションとしては、シューティングガードやスモールフォワードのポジションをこなす選手のことを指すことが多いです。
ではなぜ、「ウイング」という表現をするのかというと、多くの場合、シューティングガードとスモールフォワード(チームによってはパワーフォワード)も役割や動き方が大きくは変わらないため、両方のポジションをこなすことができる選手が多いため、まとめて表現した方がわかりやすいためです。
ウイングの役割
ウイングの選手は、基本的にシューティングガードやスモールフォワードに求められる役割と変わりません。オフェンスでは確実に得点を取ることが求められ、ディフェンスでは相手チームの花形選手を止められるディフェンスを求められます。主にアウトサイドでプレイすることになるため、外角からのシュート力も求められます。
ウイングに必要なスキルと特徴
次に、ウイングに必要なスキルと特徴についてご紹介します。
アウトサイドシュート
現代バスケにおいて、外角のシュート(特に3Pシュート)の確率は非常に重要であり、ポジションとしてその部分の多くを担っているのがウイングの選手となります。そのため他のポジションよりもシュート力が必要となります。
1 on 1スキル
現代のバスケでウイングのポジションは花形であり、エース級の選手がいることの多いポジションです。そのため、多くのウイングの選手に1on1で得点を決め切る得点能力と1on1スキルが必要となります。フィニッシュ力だけではなく、ハンドリングスキルなども必要と考えると良いでしょう。
走力
ウイングの選手は、ファストブレイク(速攻)の際に、チームの先頭を走る走力を求められます。もちろんスピードが重要ですが、それに加えて相手が疲れている時にも走れる走力が必要といえます。
対人ディフェンス
ウイングの選手が対峙するのは、大抵の場合相手チームのウイングポジションの選手ですが、相手チームのウイング選手もエース級であり、困った時には1on1を仕掛けてくることが多いです。そのため、ポジションに求められるスキルとしては、点取だけではなく、相手チームのエースを抑える対人ディフェンス能力も非常に重要になるでしょう。
負けん気の強さ
ウイングの選手は、役割からシュートを打つ機会が多いのですが、日によっては調子が悪く、連続で外してしまうということもあるでしょう。
しかし、点を取ることが役割とも言えるため、チームの作戦を遂行するためにも打ち続けられるメンタルの強さが必要です。そのため、ウイングの選手は負けん気の強い人が多い特徴があると言えるかもしれません。
まとめ
ウイングは、現代バスケの花形の役割を担う選手のことを指します。
- 基本的にはSG/SFの選手
- オフェンス能力だけではなく、ディフェンスの能力も必要
- メンタル面の強さも重要な要素
となります。これから、「ウイング」という単語が出た場合には、この記事の内容を思い出してみていただけるとより深い理解になるのではと思います。
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