バスケ部のキャプテンには、背番号4をつけている選手が多いです。
バスケ部に聞くと、「キャプテンは4番なんだよね」と言われることもあるでしょう。
しかし、よく聞いてみると「4番から背番号がはじまっている」ということもあります。
バスケに関する「4番」についての謎を紐解いていきます。
バスケ部の4番はキャプテンが多い
まず、事実として小学校(ミニバス)〜高校生までの年代のバスケットボールチームでは、背番号4をつけている選手はキャプテンであることが多いです。
これは過去のバスケの公式ルールとして、背番号が4以降の連番(4,5,6等)で作るというルールがあったためで、
キャプテン = チームの顔ですので、一番最初の背番号を着ることが多く、「4番 = キャプテン」という概念が生まれました。
4番から背番号がはじまっていた理由
では、なぜ背番号が4番から始まっていたのか、その理由について見ていきます。
1,2,3は試合中によく出てくる数字だから
4番からの連番で背番号をつけるというルールは、「1〜3」の数字は審判が試合中によくコールする数字であり、ややこしくなってしまうためと言われています。
確かに、フリースロー(1点)、フィールドゴール(2点)、スリーポイント(3点)、3秒ルールなどはコールされたり、試合中によく出てくる数字であるため、ややこしいというのはわからなくはないですね。
今は何番でもいい
しかし、2015年からルールが変更され、FIBAルール(公式ルール)でも「0,00,1〜99」の数字の中であれば何番でも着用がOKになりました。ただし、国内の試合などでは大会主催者によって使用番号を制限することもできるため、4〜15(18)になっている大会もあります。
ということで、現在は基本的に00〜99番までは何番でもよくなったわけですが、現実の学生チーム(特に高校まで)は部活動でユニフォームを決めていることも多く、大会によっては4番からの連番で揃えなければならないということで自由な背番号と4番からの連番の2種類を作る必要があるため、コスト面や管理の煩雑さから、4〜18番までの連番にしているチームが多く、未だに4番がキャプテンということが多いのです。
ポジションにも4番がある
余談ではありますが、バスケの世界はポジションにも番号がついており、そこにも4番があります。
具体的には、
- PG(司令塔) – 1番
- SG(シューター/点取屋) – 2番
- SF(点取屋/オールラウンダー) – 3番
- PF(リバウンダー/点取屋) – 4番
- C(リバウンダー/大黒柱) – 5番
となっており、4番は「リバウンダー/点取屋」ポジションであり、日本の有名選手でいえば八村塁選手のポジションです。
まとめ
この記事をまとめると、
- 4番はキャプテンが多い(ルールではない)
- 過去のルールでは4番からしか背番号がなかった
- 現在でも4番から連番ユニフォームのチームも多い
となります。
現在はプロ選手のように、好きな背番号を身につけることができるルールにはなりましたが、
さまざまな理由から、4番からの連番であることも少なくありません。
そこを念頭において、バスケを見てみると、もっと面白くなるでしょう。
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