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車いすバスケットボールの歴史と発展

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車いすバスケットボールの歴史と発展 豆知識
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日本男子が東京パラリンピックで銀メダルを獲得したことで、日本国内でも一気に認知度が高まった障害者向けスポーツが車いすバスケットボールです。

このページでは、車いすバスケットボールの歴史やその発展について一度立ち止まって見ていきます。

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車いすバスケットボールの誕生

車いすバスケットボールの誕生

車いすバスケットボールは、1945〜1946年にイギリスのグッドマン博士が、身体障害者のリハビリテーション及びレクリエーションの一環として発案した車いすポロや車いすネットボール(バスケットボールに似たスポーツ)から発展したことが起源とされています。

一方、ほぼ同時期にアメリカでも第二次世界大戦で大怪我を負い、車いす生活になってしまった軍人たちが、自分達で楽しむスポーツの対象としてバスケットボールを選び、車いすでバスケットボールを行う障害者が急激に増えたとされています。その証として、1949年には、アメリカでは車いすバスケットボール協会が設立されています。

イギリスとアメリカのどちらが実際の起源かは諸説ありますが、1891年に生まれたバスケットボールが、1940年代中盤にイギリスとアメリカで「車いす化」し、この2つの流れが1950年代に1つとなり、現在の「車いすバスケットボール」として世界に普及していくこととなります。

日本への車いすバスケットボール普及

日本に車いすバスケの起源は、1960年に国立別府病院の中村裕博士が、イギリスで車いすバスケットボールを考案したグッドマン博士が働いていた、ストーク・マンデビル病院に派遣されたことから始まります。

同病院のリハビリセンターにて、スポーツリハビリテーションを学び、帰国後に国立別府病院で車いすバスケットボールを紹介したことが日本に車いすバスケットボールが上陸した瞬間です。

その後、1961年の大分県身体障害者体育大会、1963年の国民体育大会、同年の身体障害者体育大会にて、中村博士の尽力によって車いすバスケットボールのデモンストレーションが行われ、1964年の東京オリンピック・パラリンピック開催によって全国に一気に車いすバスケットボールが普及していくことになります。

パラリンピック正式種目へ

パラリンピック正式種目へ

ここまでご紹介したように、1940年代中盤に発明された車いすバスケットボールが段々と世界に広がっていき、1960年に開かれた第1回ローマパラリンピックからパラリンピックの正式種目として採用されています。

ここから、連続してパラリンピックの正式種目として採用され続けており、ドイツ、アメリカ、オーストラリアなどを中心として世界的なリーグやプロリーグ・プロ選手も誕生し、パラスポーツのメジャー競技となっていきます。

2023年現在では、パラリンピックに加え、車いすバスケットボール世界選手権などの国を背負う世界大会も開かれ、パラスポーツの中でも一際強い光を放つ競技となっているのです。

車いすバスケットボールからさらに派生したバスケの誕生

車いすバスケットボールからさらに派生したバスケの誕生

東京オリンピックで、男子代表が銀メダルを獲得したことで日本国内での認知度が一気に上がった車いすバスケットボールですが、実は、車いすバスケットボールからさらに派生した「ツインバスケットボール」という競技が誕生していることをご存知でしょうか?

ツインバスケットボールとは、車いすバスケットボールの一種と呼べるスポーツで、「ツイン」の名の通り、ゴールが2種類設けられている競技です。両手足に障害のある方でもプレイできるように考案されたもので、一般的なゴールと別にフリースローサークルの真ん中に低いゴールが置かれています。

ボールを5号のゴム製のものを使用し、障害のレベル(重さ)使用するゴールやシュートの制限を行うことによって、障害のレベルが重度な選手でもシュート、得点ができるように考案されています。

ツインバスケットボールは、日本で誕生し、1982年に初めての試合が行われ、1983年からデモンストレーションが行われて普及し始め、現在ではツインバスケットボール連盟が誕生し、日本国内で大会も行われています。

まとめ

車いすバスケットボールは、戦争によって傷ついた軍人の情熱・息抜きや障害者のリハビリテーションの一環として発案された競技です。

現在ではパラスポーツの中でも最もメジャーな競技の1つとなっています。

プロ選手も誕生し、世界的に人気が日々向上している競技ですので、これからの国内の盛り上がりにも注目したいところです。

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